水漏れするシャワートイレを自分で交換
20年前のTOTOシャワートイレから水漏れする。ぽたぽたわずかではありますが、少しずつ水漏れ量が増してくる。シャワートイレ交換は業者に頼むとけっこうな工事費になります。自分で簡単に交換できそうなんだけど、給水管の取り付けに失敗したら大変なことになりそう。色々調べて２か月、自分で交換してみました。
トイレの水漏れ発見！
ある日突然不幸は訪れる。
2022年の7月下旬、奥さんがトイレの下に水滴が落ちているのを発見し、応急措置として水を受ける入れ物を置きました。
水のたまるペースは一日で写真の容器1/3くらいのペースです。
もれている場所はすぐにわかりました。
スイッチ類の下アタリです。吸水フィルタ水抜き栓と呼ばれる部品のところからです。
つまみをグルグル回して外してみると、Oリングが大小２つついてました。
サイズを測ってOリングをホームセンターに買いに走る！
もれているところのOリングを変えるも水漏れ止まらず
釣り具のタモ網を束ねるのに使っているOリング、本来の使い方とは違いますが、なじみのあるアイテムです。
いちおう、Oリングのサイズを測っていったが、なんとなくピッタリしたサイズじゃないような気がする．．．
吸水フィルタ水抜き栓の大きいほうにはサイズが合いましたが、小さいほうはリングの厚みが合わず適用できず。
大きいほうを交換し、吸水フィルタ水抜き栓を装着すると、一瞬水漏れはなくなったように見えましたが、30分くらいたつと水滴が垂れてきます。
残念ながら根本解決にはならなかったようです。
やはり、20年間近く使い続けてきたシャワートイレ、メーカーの示す交換時期の10年はとっくに超えているので、交換することに決めました。
シャワートイレを業者に頼むか自分でやるか
シャワートイレって、掃除するために簡単に取り外しできるようになっています。
TOTOからLIXIL(INAX)への交換で気になるのは、サイズが違って取付不可かどうかだけ。
本体着脱プレートはサイズ調整できるようになっているので、たぶん大丈夫なのでしょう。
問題は吸水ホースのつなぎがうまくいくかどうかです。
失敗したら水漏れしそうで、自分でするか、業者に頼むかけっこう悩みました。
ちなみに、交換できるくんのLIXIL(INAX) シャワートイレ KB31グレードCW-KB31の場合、シャワートイレの費用を除いた基礎工事費が11,800円でした。
自信が無い方は、業者に頼むことをお勧めします。
私は、シャワートイレを交換されたかたのブログを見たり、YouTubeで実際の取り換え作業を見て、イメージを固めました。
どれ一つ、自宅の吸水ホースの組み方と一致するものはありませんでしたが、基本を押さえるのにはとても役立ちました。
中でも素人の主婦の方が交換する動画はやり方もわかりやすく、素人の自分でもできるんではないかと、自信が持てました。
DIYを決意し、シャワートイレを安く買えるところを探しました。
楽天スーパーセールで購入
購入先は楽天にしました。amazonや価格.comでも探しましたが、楽天スーパーセール時の楽天ポイントの還元が大きく、実質3万円を切るかかくで購入できました。
楽天のダイヤモンド会員、楽天モバイル、楽天カード、楽天スマホアプリからの購入などの基礎ポイントと、その他スーパーセール中にお買い物をするとどんどんポイントが増えていきます。
ちなみに、現在の価格はこれくらいです。
ポチップ
いよいよ、届いたシャワートイレを交換です。
給水ホースを制する者はシャワートイレ交換を制する
一番悩んだのが給水管をうまく交換できるかどうか。
こいつを失敗すると、トイレが水浸しになってしまう可能性があります。
我が家は壁から給水管が出ています。
上から止水栓があり、その下に分岐金具、そこからシャワートイレと給水タンクにホースが伸びています。
老朽化した分岐金具を交換し、シャワートイレに接続する給水ホースを付属のものを使い、給水タンクへつながるホースはそのまま再利用します。
自信のある方は、ホームセンターなどで給水タンクに接続するホースを新しく交換したほうが良いかもしれませんね。私はいっぱいいっぱいで、その余裕はありませんでした。
ホースを接続する部分には付属のOリングを説明書の指示通り入れてやります。
交換作業開始
準備するものは以下の道具です。
- 大きめのマイナスドライバー(止水栓を回す)
- プラスドライバー(本体着脱プレート取付)
- モンキーレンチ(給水管の脱着)
あとは、トイレにボルトなど落とさないように便座をビニール袋などで覆い、ガムテープで止めておいたほうが良いと思います。私は落としました。
作業開始です。最初にシャワートイレの電源をコンセントから抜いておきます。
まず止水栓にマイナスドライバーあて右に回して締めたあと、トイレの水を流してタンクを空にします。
この時、タンクに給水されないことを確認すること。
古い分岐金具取り外す前に、配管に残った水が出てきても問題ないように、バケツやタオルを下に置いておきます。
モンキーレンチで止水栓の下のナットを回すと、かなり硬かったですが回りました。無事分岐金具取り外しに成功。
分岐金具の下についていた、給水タンクへの給水管もモンキーレンチで回して取り外します。
これで、古いシャワートイレを完全に取り外す準備ができました。
古いシャワートイレの台座を外し、新しいINAXに入れ替え。
トイレの便器部分のサイズと、シャワートイレのサイズ調整は、説明書通りにやればそれほど難しくありませんでした。
便座をカチッと取付け調整も問題なし。
あとは、給水タンクへの給水管を分岐金具にモンキーレンチでねじ込み、シャワートイレには新しい給水管を説明書通りにはめ込みます。
新しい給水管はクイックファスナーというクリップでパチンと挟んで止めただけですが、まったく水漏れしません。当然ですが。
シャワートイレ側にも同じように取り付けて完了。
1時間ほどでシャワートイレの交換が完了
格闘１時間、シャワートイレ交換が完了しました。
交換に踏み切るまで約２か月の間検討しましたが、やってみると意外と簡単でした。
交換後１か月使ってみましたが、もちろん水漏れはしていません。
ポチップ
業者に頼むと交換と古いシャワートイレの引き取りで１万円するところを、大型不燃物のゴミ処理代300円のみで済みました。
最新のシャワートイレですし、TOTOからINAXに交換できるとも思ってなかったので、ラッキーでした。
私と同じように20年くらい前のTOTO TCF261GRからINAX CW-KB31に交換しようと思っている方は、少しだけ参考にしてみてください。
追伸
交換してから1年セルフ工事に問題は無かったようで、まったく水漏れもなくシャワートイレを使えています。
