岩手県外から移住を考えている人へ
家電付き県営住宅、
月1万円。
そんな制度、どこに書いてあった?
冷蔵庫、洗濯機、エアコン。最初の1年はWi-Fiまで付く。ただし、安さだけ切り取ると大事な条件を落とします。
家賃、月1万円。家電付き。敷金不要。そんな話を県営住宅のページとPDFの奥で言われても——
そんなん、知らんがな。
岩手県の「いわてお試し居住体験事業」は、県外から岩手へ移住・定住を考える人に、県営住宅で実際の暮らしを試してもらう制度です。旅行用の格安宿でも、誰でも入れる住宅でもありません。
タダ同然には、
ちゃんと理由がある。
入居者は、県が管理するSNSなどで岩手での生活や魅力を複数回発信し、県のアンケートにも協力します。月1万円だけを見て、この条件を小さく書くわけにはいきません。
公式Q&Aでは、県公式Facebook「いわてのわ」などに載せる記事や写真の作成への協力が示されています。「自分は発信に協力できるか」まで考えて、初めて候補になる制度です。
何が月1万円なのか
令和8年度の公式ページでは、対象となる全住戸の使用料を月額1万円と案内しています。通常の県営住宅とは異なり、この事業では収入基準がなく、敷金も不要です。
全住戸共通と公式ページに記載
子育て7戸・担い手5戸・一般20戸
入居希望月ごとに申請期限あり
最初の1年は、家電とWi-Fi付き
公式ページには、冷蔵庫、電子レンジ、全自動洗濯機、テレビ、二口ガスコンロ、エアコン、炊飯器、照明、カーテン、Wi-Fiを設置予定とあります。
ただし、家電とWi-Fiを使えるのは最初の1年間だけです。住戸の内見は行われず、ペットも飼えません。この三つは、申し込んでから気づくには重すぎる条件です。
- 家電・Wi-Fi利用できるのは最初の1年間
- 内見対象住宅の内見は行っていない
- ペット飼育不可
1年後、同じ条件のままではありません
ここが、月1万円より先に知っておきたい出口です。公式Q&AのQ6では、事業の入居期間が終わったあと、そのまま同じ条件で住み続けることはできないと説明されています。
改定され、概ね増額
1年経過以降も県営住宅へ継続入居できる場合がありますが、月1万円が続くわけではありません。
原則、別のアパートへ転居
空き戸数が多いアパートでは同じ住戸に継続できる場合もあります。ただし例外で、継続自体が保証される制度ではありません。
収入要件などを改めて確認
一般の県営住宅への入居に切り替えるため、収入要件などの審査があります。審査結果によっては入居できません。
つまり、最初の1年は「月1万円・家電付き」の体験期間。その先は、住居探しを終えるか、一般の県営住宅として審査を受けるかを考える必要があります。これは将来予測ではなく、公式Q&AのQ6・Q7に書かれた条件です。
「県外から岩手へ移住したい人」が入口
共通条件は、申請時点で岩手県外に住み、新たに岩手県へ移住・定住を希望していること。転勤や出稼ぎなど、県外へ戻ることが決まっている一時滞在には使えません。
18歳以上59歳以下
原則1年間。定住計画や対象職種への就職など、公式条件を満たす場合に延長できることがあります。
世帯の状況で条件が変わる
18歳以下の子と同居する世帯は、子の年齢などにより最長6年。ただし全員が6年間住めるわけではありません。入居中に子どもを産み育てる予定の夫婦世帯は別の年齢・期間条件です。
対象研修生向け
県外からの「いわて水産アカデミー」または「林業アカデミー」の研修生等が対象です。
年齢、同居人数、子どもの年齢、研修・就職条件には細かな定義があります。この記事だけで対象と決めず、令和8年度の公式ページで自分の枠を確認してください。
締切は「年度末に1回」ではない
申請期限は入居希望月ごとに設定されています。募集カレンダーをここへ丸ごと転記すると、公式が更新されたときに古い記事だけが残ります。
これは確認日時点の一例です。最新期限と、その月に自分の枠があるかは公式ページで確認してください。
応募多数の場合は抽選です。公式ページには、募集期間中でも打ち切る場合があるとも書かれています。空室が出た場合に再募集することはありますが、「この時期に戻りやすい」といった推測はしません。
申請はオンラインで数分、ではない
申請は郵送または持参です。住民票、誓約書、入居者名簿、移住計画書、利用希望調書など、複数の書類をそろえます。ここでは全様式を転記しません。
- 1自分の枠と次の締切を確認
県外居住、年齢、世帯、最低利用期間などを見る。
- 2最新の住戸一覧を見る
住所、間取り、駐車場使用料、募集終了の表示を確認する。
- 3県の窓口へ相談して書類を準備
内見できないことも含め、生活条件と申請書類を確認する。
- 4期限必着で郵送または持参
審査があり、応募多数の場合は抽選になる。
「陸前高田お試し居住」は、市の別事業です。
検索すると、陸前高田市側の「陸前高田お試し居住」も出てきます。今回の記事は、岩手県が実施する「いわてお試し居住体験事業」の話。実施主体も条件も同じではありません。
陸前高田市側の別事業を確認する ↗令和8年度の公式資料
確認日:2026年7月17日。募集状況、次の期限、住戸一覧、Q&Aを再確認しました。
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